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火打山



昨日、火打山に行ってきました。
怪我の具合と相談しながらでしたが、やっとこの程度まで復活しました。
まだ雪もたっぷりで、ウロコ板にぴったりの斜面もふんだんにありましたが、
滑れるほどには回復していないので歩きで行ってきました。

頂上への最後の登りはそこそこの急斜面で、
表面のみ柔らかくて下はわりと固い雪。
つまり滑落注意な雪質でしたが、
不思議なことにピッケルを使う登山者っていないんですね。
例外なくみなさんストックでした。
中にはピッケルを持ってきている人もいたけれど、使う気はなかったみたい。
それでいて決して安定した登下降をしているわけでもなく、
なんだかこっちが不安になるような感じで。

おせっかいですが、滑落したらどうするんだろう、って思いました。
と、思う間に上の方が滑落。
さすがに春雪なのでバタつくうちに停止。
せめてアイゼンの雪を落とせばいいのに、と思ううちに再び滑落。
下ではカップルが二人そろって落ちていきましたが傾斜が緩いところまで行って止まったようでした。
自然に止まるんだからピッケルなんて必要ない、ってこと???

取材現場でも、ライターの方が安易にストックでやってきて、怖いなと思ったことがありましたが(実際に滑落しました)、
もっとピッケルの重要性を雑誌などでも伝えるべきかも、なんて感じました。
サイズ調整ができて、杖のように使えて、バランスを取りやすいストックが有効な場面も多いですが、
ここ一番でピッケルに切り替えるということを怠ってはいけないと思うのです。
バランスを崩した瞬間にピッケルで支えて、滑落に至らなかった、という経験はよくあることです。

それとは対照的にアイゼンはみなさん持ってこられているようで、
雪が出始めたら斜面や雪質に関係なく、アイゼン、と考えている方も多いようです。
それはそれでどうかなあ、と思うことではありますが、
まあ、今回はこんな感じで。


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プロフィール

Hideki Hoshino

Author:Hideki Hoshino
北信州飯山で、薮と雪にまみれて暮らす写真家。
森に行ったり、山に行ったり、
雪堀りしたり、酒飲んだり。
あ、それから写真を撮ったり。

著書に『アルペンガイド8 剱立山連峰』『雪山放浪記』『剱人 剱に魅せられた男たち』(すべて山と溪谷社)など。

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