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しつこく、宮田八郎


昨年12月 涸沢岳にて宮田八郎と

昨日は宮田八郎の告別式でした。
凄まじい存在感の男がいないということが、
事実を認めなければいけないということを実感させられました。

しかし、
嘘だろ、信じられんぞ。
といまだに思ってしまう。
昨日の参列者は、みんな同じ気持ちだったと思います。

2010年以降、同業者が事故で3人亡くなりました。
一人は穂高の平易な岩場で滑落して。
一人は長良川で取材中に溺れて。
一人は剱で大岩の下敷きになって。
そして今年、宮田八郎が伊豆の海で。

クライミング中に頭をかち割ったカメラマン、
冬山でテントを飛ばして指を失ったカメラマン、
僕自身、春山で雪庇を踏んで滑落、遭難、行方不明。
ヘリでレスキューされて、命を拾いました。

常に、明日は我が身、と思って気を引き締めているものの、
一瞬の隙、一瞬の気の緩みに、事故がついてきます。
山で「あの人に限って」はあり得ない。
フィールドに出る時間が長い人ほど、事故に遭う可能性が高くなる。

しかし、そんなこともみんな、分かっているのですが。

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プロフィール

Hideki Hoshino

Author:Hideki Hoshino
北信州飯山で、薮と雪にまみれて暮らす写真家。
森に行ったり、山に行ったり、
雪堀りしたり、酒飲んだり。
あ、それから写真を撮ったり。

著書に『アルペンガイド8 剱立山連峰』『雪山放浪記』『剱人 剱に魅せられた男たち』(すべて山と溪谷社)など。

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