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剱岳から大日三山


平蔵のコルから望む、平蔵谷源頭針峰群

剱岳から大日三山へ行ってきました。
7月中にこれだけ続いて取材に出られるなんて、
初めてのことかもしれません。

なにしろこの2年間は天気が悪く、
やっと晴れたのが8月の山の日のタイミング。
2年連続で大渋滞の別山尾根に登りました。

今回はさすがにまだ7月の平日とあって山が空いている。
テント場も山小屋も、ガラガラでした。
カニのたてばいで渋滞がないなんて、これも何年振りだろう。

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大日小屋から夕照の剱岳

剣山荘、剱御前小舎、と泊まって、大日小屋へ。
何年かぶりに、小屋オーナーの杉田健司さんにお会いできて楽しかった。
ランプの宿で、最高のギターライブを楽しみました。

しかも、ガイドの多賀谷さんとも偶然に同宿。
これも楽しかった。
先月東京で座談会をしたばかりですが、
まあ、剱界隈ですから、会っても不思議はないですが。


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朝の剱岳。大日岳から

最終日は大日平経由で称名へ。

さて、いよいよ8月、
これからが夏山ですが、
はたして天気は?

しつこく、宮田八郎


昨年12月 涸沢岳にて宮田八郎と

昨日は宮田八郎の告別式でした。
凄まじい存在感の男がいないということが、
事実を認めなければいけないということを実感させられました。

しかし、
嘘だろ、信じられんぞ。
といまだに思ってしまう。
昨日の参列者は、みんな同じ気持ちだったと思います。

2010年以降、同業者が事故で3人亡くなりました。
一人は穂高の平易な岩場で滑落して。
一人は長良川で取材中に溺れて。
一人は剱で大岩の下敷きになって。
そして今年、宮田八郎が伊豆の海で。

クライミング中に頭をかち割ったカメラマン、
冬山でテントを飛ばして指を失ったカメラマン、
僕自身、春山で雪庇を踏んで滑落、遭難、行方不明。
ヘリでレスキューされて、命を拾いました。

常に、明日は我が身、と思って気を引き締めているものの、
一瞬の隙、一瞬の気の緩みに、事故がついてきます。
山で「あの人に限って」はあり得ない。
フィールドに出る時間が長い人ほど、事故に遭う可能性が高くなる。

しかし、そんなこともみんな、分かっているのですが。

宮田八郎と涸沢岳西尾根


山と溪谷8月号 1000号記念誌より

穂高岳山荘の宮田八郎が、
伊豆の海で遭難、その後遺体で発見されました。

八郎さんとは昨年12月に、
山と溪谷1000号記念誌の取材で、
涸沢岳西尾根から奥穂高に登りました。
いや、というよりも、
学生時代から続く、30年近くの付き合いのあった人。
いまだに語る言葉もありません。

本来なら八郎さんが書くべき原稿を僕が書いたのが本号。
心の言葉として読んでいただければ。

山と溪谷 2018年8月号

明日、八郎さんに会いに、高山へ行ってきます。

立山から薬師岳へ


別山から望む剱岳

とたんに夏山らしい天気になったので、
立山から薬師岳へ縦走してきました。

ちょうど晴天が連休と重なったので、
混雑を避けて連休前日に雷鳥沢入り。
初日は早朝から立山を巡って、五色ヶ原へ向かいました。

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雪解けが進まず、大混雑の五色のテント場

7月中旬なのでまだ残雪が豊富で山が美しい。
花もきれいでした。

でも、雪解けが進まないせいで五色のテント場は水浸し状態。
連休とあって大賑わいのテント場は大混雑でした。

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早朝の五色ヶ原から黒部源流山域方面

朝の五色ヶ原はほんとに美しい。
撮影に時間がかかり、なかなか進みません。

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鳶山から薬師岳

鳶山から目指す薬師岳を望みます。
まだまだ遠い。
途中の越中沢岳からスゴの頭へかけてのギャップは
本コース最大の難所です。

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北薬師から薬師岳

やっと北薬師岳。
金作谷カールを挟んで薬師岳がそびえます。
今回の目的のひとつがこのカット。
北薬師岳方面から見た、
残雪をかかえた金作谷カールの写真が撮りたかったので。

本縦走をして思ったこと。
いまさらだけど、
ULとかトレランとかが増えて、
随分と縦走登山が変わった気がします。
この連休は晴天が続いたせいかもしれないけれど、
とにかくみんな遅くまで行動している。
どこまで天候の急変とか想定しているのかなあ、と。

ULやトレランは、長距離移動を可能にする手段だけど、
やはり道具や手段が変わっても、山そのものは変わらないので。
トレランは縦走登山をスポーツ化したものだと
つくづく感じるけれど、
やはりフィールドは山なのだし。

しっぺ返しを食らわないように気を付けましょう。


スライドショーやります

山の日手作りチラシ1

取材に出たいと思いつつ、
いまだ山の天気が安定しないため思うように出かけられません。
この湿った空気の影響が、
いったいいつまで続くのか。

で、7月22日に、
なべくら高原森の家というところで、信州山の日フェスタ、というのが開催されます。


山の日手作りチラシ

で、当日スライドショーをすることになりました。
お題は「なべくらの自然」。
さて、どうしましょう。
ここでの暮らしを交えつつ、
里山の自然を紹介したいと思っています。

詳細はこちらから↓
http://www.nabekura.net/asobu/green/2018/07/post-450.html

夏の森


寝っ転がって見上げるブナの木々

6月が忙しかったため、
まただいぶ久しぶりに森に行ってきました。
本来なら6月の森というのはもっとも生命にあふれていて
興味深いのですが、すっかりシーズンを逃してしまいました。
移住する前よりも、
神奈川から通いで森の撮影をしていた時のほうが、
もっとモチベーション高く、森に入っていた気がします。
いつでも行ける、という気の緩みがあるのは間違いない気がします。

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小さな森なのに、深く感じる

そんなことではいけないと念じつつ。


プロフィール

Hideki Hoshino

Author:Hideki Hoshino
北信州飯山で、薮と雪にまみれて暮らす写真家。
森に行ったり、山に行ったり、
雪堀りしたり、酒飲んだり。
あ、それから写真を撮ったり。

著書に『アルペンガイド8 剱立山連峰』『雪山放浪記』『剱人 剱に魅せられた男たち』(すべて山と溪谷社)など。

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